月と太陽と星と水瓶と

飛鳥井誠一のお仕事や近況です。略歴はこちら> http://profile.hatena.ne.jp/A-sky/

気がついたら1年たってたのですが

言い訳

 

別に某感染症が怖くてというだけではなく何故か今年は週末休日が尽く天候または体調が悪くグダグダしているうちに年末を迎えてしまいました。自転車では初春に秩父と伊豆を走ったくらいであと半日程度のポタリングを数回実施しました。

いちおうキリスト者なのではありますが殆ど足を運べていません。韓国の新興宗教系の例にもありますが教会は感染リスクが高いところであります。

 

創作もちょっと頑張ってみたのですが今一つ乗れず進みませんでした。

オリジナルは難しいですね。

 

予告

創作は実績残せなかったのですがエッセイをちょっと連載しようかと準備しています。

10年近く温めてきた企画ですがこんな時期だし背中を押してくれることもあったので。

印象に残っているアニメやゲーム、コミックやノベルなどをキリスト者としての視点からお話する物です。

こう書くと数年前SNSで脚光を浴びた一部のプロテスタント教会のチャラけた礼拝題やイベントみたいなものを想像する人もいるのでしょうがそれとは異なります。

スタンスとしては取り上げる題材はもちろん、聖書の解釈も丁寧に割とオーソドックスに行います。ただし、説き明かしはラディカルに。

コンテンツのファンに対しては聖書と教会で語られる本来の福音を、二次元と接点が少ないキリスト者に対しては世に撒かれている福音の種の在り処を知るきっかけとなるように綴って行く積りです。

 

温かく見守ってください

 

今更ながら7月と9月の木崎湖とか

最近全然更新できていないけどたまに出かけたりしてます。

7月に取れた夏季休暇と9月の連休は信州、木崎湖畔のキャンプ場でテントを立てて読書なんて志摩リンごっこしたり下したてのロードバイクで小熊山登ったり

 

他にも活動はしたけどとりあえず写真で語るスタイル

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信州に向かう途中、夕方寄った草津の西の河原温泉 P30のカメラはやはり強力
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キャンプ場ではこんな感じ(7月)
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Yショップニシさん初のコーヒー挽き売りのお客さんになりました。青空と本とコーヒー
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行きつけの自転車屋で埃かぶってたカーボンフレームで一台。南鎌倉のひろみのようなモデルと話です
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8月半ばに行った群馬の四万川ダム。いつ来ても不思議な水の色です
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四万温泉はひなびた温泉街でいい処です
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8月末には知人と山梨県立博物館で「ねこ」展
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ねこのご先祖様とフレンズな(ry
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そして西湖の傍のコテージで一泊 標高1000mちかいので朝はちょっとヒンヤリ

9月、体調不良はともかく日々の業務でボロボロになって堪らずまた木崎湖

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行く途中の松本市内R254で見つけたいい感じの橋
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キャンプ場に着いたら連休で人も多かったけど切り株にドカ盛りのキノコ!キャンプ場の人に許可貰って食べました
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赤とんぼも人懐こかった。トンボ一杯だけどまだ湖水浴できた
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お昼は地域限定信州みそラーメン。来場者のスーパー7に陣取るキャンプ場の主
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山一つ向こうにあるカフェとスウェーデントーチ

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帰り道見つけた多分無名の滝

秋、どこか行ければなあ

ぼんやりと生存報告

更新し忘れた

 

本当は5月までで細かいアクティビティを上げるつもりでいたのですがいつの間にか忘れて7月突入

連休以外全然自転車でも車でも出かけられていなくて何とか月一回程度お出かけ。おまけに7月の週末はほぼほぼお引越し祭り

元々引っ越しの際に業者入れないし近所とはいえ今月中に引っ越すことになってどうしたものか………

スタンプラリー~ビュー富士川~リゾートJINRIKI~ASAMAPart4 完結

四日目
 
駐輪スペースが無かった為、宿の建屋とフェンスの隙間に押し込んでいた自転車はしっとり濡れていた。朝露とかではなく昨晩そこそこに雨が降ったからだ。
ここからの予定だがそこそこ体力も戻って体も思ったより動くので佐久平駅から輪行ではなく自走を選択する。
いけるところまで行って碓氷峠さえ抜けられればあとは在来線でのんびり帰ることもできるのでひとまず信越線の横川駅というか釜飯を目指して行けるところまで。
まだ、どんよりとした空模様の下短絡的に軽井沢を目指しペダルを回していく。途中の御代田町に入ると街路樹がほぼすべて花梨となっており花の代わりにたわわに実った黄色い花梨が出迎えてくれた。

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花凜 花林 花梨 かりん
 
国道18号に入ると交通量が増え、渋滞と急勾配が襲い掛かってきた。辛抱強く乗り越えながら進み軽井沢に入るころには青空と日差しに包まれていた。新幹線の駅に近い所謂旧軽井沢エリアに差し掛かった所で峠越え前の補給をする。エネルギーバーそしてアメリカンドッグをmgmg。走り出してふと左に美しい池が目に入ってきた。今まで何度となく車で通った道になのに今回初めて気がつき脚を止めた。
矢ケ崎公園と呼ばれる名所らしい。本当に知らなかった。自転車だから気付けた発見である。徒歩ならもっと発見があるのかもしれない。

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矢ケ崎公園の紅葉

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昔は橋が架かっていたという。並木道も美しい


さて、いよいよ今日一番の難所の碓氷峠に突入する。今回は平日の日中という事もあり通る車もほとんどなく勾配も緩やかでとても気持ちいい。車だと見過ごしたり駐車場所の都合で見送る景色も今回は思うが儘に楽しめる。今となっては遺構となってしまった旧信越本線のトンネルや橋も全部堪能できるくらいである。そして紅葉も昨日の清里と同じくらいでいい感じである。
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レンガ! トンネル!(その1)
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レンガ!トンネル!(その2)
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レンガ!トンネル!橋!(その3)
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レンガ!トンネル!橋!(その4)

 

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レンガ!トンネル!橋!(その5)橋はローアングルから楽しむものです



 
順調にR(カーブ)をこなし、麓の美しいダム湖碓氷湖に立ち寄る。ここまでくればもう碓氷峠もほぼ終わりである。
せっかくなのでここの坂本ダムを見ていく。コンパクトでシンプルな流量調節目的のダムだが面白いことに堤体の上に鉄骨のアーチがかかっているのである。5年位前にも寄ったことあったのに気が付かなかった。ダムマニアも橋マニアも楽しめる一粒で二度おいしい処である。
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これでもダム湖。遠くの橋が美しい。堤体の上がトラス橋!?
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説明ともう一つのダムへの招待状
ダムカード貰おうと事務所らしき建物に近づくと「近所の霧積ダムまで来てねん」とあり、ちょっと迷ったが4キロ程度おまけであれば大したこともないと判断。景色が開け左側の県道に転進し再び登っていく。
 
登り始めはゆるやかで左側にはかつての信越本線の遺構、架線柱が見えたのは思わぬ発見だった。1キロ半くらいランデブーし別れると道幅は狭くなり山道らしく九十九折と厳しい斜度が目の前に立ちはだかった。挙句の果てに法面工事で自動信号による交互通行。
車はいないが信号が変わるのを待って再び登り始める。さらに厳しい勾配を疲れた脚で何とか登り切ると緩やかな下りに変わり霧積ダムがその姿を現した。
堤体上の保守通路を渡り管理事務所に向かう。治水用のダムという事もあってか水位はかなり低く流木などごみが干乾びたダム湖底のあちらこちらに横たわっていた。
インターホン越しに要件を伝えるとあっさり貰えた。しかも坂本・霧積ダム2枚。個人的には坂本ダムだけで良かったのだけれどありがたい。

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ダムカード2枚ゲット!
 
霧積ダムを出発し、注意深く下って国道18号に戻る。下り基調でノリかけた所ではあるけれど右手に峠の釜めしが見えてきたのでお昼にする。知人はここで左折して駅の裏手の本店に行くらしい。今まで何度となく来ているが本店に行ったことがない。本店と銀座の出張店でしか季節・数量限定の釜めしは食べられないらしいのだが、本道からのアクセスからついついこっちの大きなお店に寄ってしまう。
 
ここまで来ると昼下がりという事もあってか自転車に乗っていると暖かいというか暑いくらいだ。18号現道は対向2車線と言えど幹線道路という事もあってか交通量が多く大型トラックも多い。そしてこのまま家路に向かうつもりでもあったので旧中山道に入り国道254号線に向かう。上信電鉄沿いを走り、254バイパスそして254号現道に入っていく。ちなみにこの途中には三途の川がある。
たからったさんのブログ(おとなの小探検)で取り上げられていた。
 
現道もけっこう交通量が多いのだけれど18号走っているよりかは家に近づいている感はするし、一昨年の秋にナイトライドで当時の自宅から川越~254号北上して群馬県内の温泉目指したものの早朝の雨で断念した時の雪辱を晴らしたいのもあった。
車ではすっかり見慣れた妙義の道を今自転車で走りつつ自宅を目指すという状況に興奮を覚えつつペダルを回し続ける。
陽がそれなりに傾いた16時前に何とか神流川を渡り埼玉県に入る。大分近づいた様でここからまだ50キロ以上走らねばならない。

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グンマーからいよいよ。入国時は「さいたま!」三唱しなければならない
そして前回、ロングライドを断念して秩父鉄道に乗った寄居と荒川を渡り興奮したがここで荒川沿いに進路を取ったのがミス。
公園路に入ってしまい、河岸崖線の急勾配と人家が少なく狭路が続く展開にメンタルと時間的マージンを削られてしまった。まともな道に戻ったころには日が沈み、家路を急ぐ自家用車とランデブーしながら体内コンパスを頼りに何とか熊谷を目指す。
‐ガーミンとかワフーなどブルジョワの持ち物であり不要です。「サイクリスト」にはそれがわからんのです‐などというのは半分冗談だが日本式のGPSナビは不要。ようやく国道407号に出て、「荒川沿いの自転車道」と行きたいところだが既に日が暮れ堤防沿いで照明のない埼玉県の荒川自転車道を走ることに躊躇。補助バッテリーでチャージしつつスマホで地図を確認する。旧中山道に出るにしても熊谷市街地に入らねばならずこの時間はそれなりに車通りがある事は容易に想像出来、ここまでのライドで車とのランデブーに疲弊していたこともあり荒川東岸の自転車道というか管理道を安全に留意してゆっくり走ることにした。
熊谷近辺は荒川ぞいに照明付きのグラウンドが在ったりで意外と走りやすくそういうところでは夜のジョギングを楽しむ人もいた。
運動公園を過ぎいよいよ真っ暗な堤防をゆっくりと進む。東岸の自転車道はまだ整備途中らしく北本あたりで荒川から離れ始め、桶川あたりからそのまま堤防沿いの県道に入ろうかとした所、大粒の雨がぽたりぽたりと落ちてきてシャッターの下りた昔ながらの商店の軒先で雨宿りをする羽目になってしまった。スマホで雨雲レーダーを確認するとなんとこの荒川の桶川市近辺だけ強い雨が降っていた。そういえばこの年の夏もこの近辺で発生した夕立が酷かったのを思い出した。大きな山や谷はないけれど何かしら雨を誘う大気的要素が桶川近辺にあるようだ。このにわか雨のおかげで1時間近くロスしてしまった。
雨宿りからそのまま県道を南下し、大宮の西側に侵入し清河寺~川越線西大宮を渡り南下していく。大宮駅を真正面に捉えた時、帰ってきたことを実感した。そして10時近くに行きつけの銭湯に立ち寄り汗と埃まみれの体を洗い流し帰宅した。
この日、佐久からここまで160キロを無事走破した。1日の最高記録更新。
5月のC2Cとは違った満足感のある旅になった。
 
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結果
 
 

スタンプラリー~ビュー富士川~リゾートJINRIKI~ASAMAPart3

三日目
 
流石に10月も半ばを過ぎた甲府盆地の朝は、確実に平地より寒く朝食を摂り表へ出ると身が締まる。
昨日までの装備に加えレッグウォーマーを装着して甲府の市街地を西へ走り出す。
暫く住宅街の路地を縫うように進んでいく。少し広めの道で線路を跨ぐと徐々に高度を上げ中央道にぶつかり、激しいアップダウンの高側道の頂で双葉SAを見ることが出来る。そしてこれから越える八ヶ岳の山々を(八ヶ岳自体は越えないけど)
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左に南アルプスの山なみ 右は武甲の山々
 
双葉SA脇の道から県道に合流しさらに国道20号の旧道に入って一旦、竜王の市街地まで降りるような恰好でそこから国道141号に入り清里に向かう。ほぼまっすぐな道は時折荒々しい崖を横目に見つつ登っていく。須玉ICにぶち当たり中央道を潜った先の交差点で左折し、初めて通ったのが清里のスキー場に向かう為だった25年も前という国道に別れを告げる。そしてカーブを繰り返しながら急激に高度を上げていく。ここから勾配がきつくしかも延々と登り続けることになり上がる標高と反比例するように曇天で落ちていく気温が合わさって想定以上に体力とメンタルを削られた。
 
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蔵にあしらわれた家紋ではなく「山の神」 山梨の日本酒「山男」の会社さん
 
必死になって登り続けあともう少しで正午というタイミングでローソンがあったので入って休息。値引きになっていた肉厚のロースカツサンドとドリンクを寒空の下で貪るように食い再び長い登りが始まる。昔、有料道路だった区間に入ると見晴らしはいいはずなのに曇天、そして嫌いな縦グルービング舗装区間が橋の崖側とコンボで襲ってきプレッシャーは最高潮に達した。
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晴れてれば尚良かったような…… 左側は歩道も自転車専用帯もなく恐怖の溝舗装
 
所が、旧有料道路区間を抜け、国道141号本道に合流したくらいから雲がまばらになり眩しい秋の日差しに包まれながら既に紅葉真っ只中の高原を走り抜けていく感じになりとても気持ちがいい。
国道が斜めカーブで進行方向を変える所で県道でもない村道というか農道のような道に入ってヘアピン連続の下りを避ける。
その先がこのツーリングの最高標高地点だった。
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旧有料道路のランプ 国道現道の標高
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鉄道最高地点(渋峠みたいなもん)八ヶ岳の山なみ
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池とか紅葉とか


本当にたまにしか自動車が通らない静かな道をいよいよ下り始める。回避した国道の連続ヘアピンよりは緩く傾斜はキツい中をビビリミッター全開でゆっくり下っていき、国道と小海線が並走する地点まで行く。
すると少し国道を北上したところで「海の口」駅がある。あえてこの駅を取り上げる理由は勘のいい人ならわかるアニメネタの変化球版である。(アニメネタの海ノ口駅は小海線ではなく大糸線) 私はこちらの海の口駅も雰囲気が長閑で大好きである。
 
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登り途中休憩したら遭遇したテカテカな虫。下った後入ったパン屋から。いい天気だ
ここからは再び国道141号を小海線と共に北上する。途中手作りパン屋さん兼カフェを見つけて休憩。
休憩を終えて外に出ると日はかなり傾き空気もひんやりしている。疲労も結構溜まっていたので今日の宿泊先までの経路途中でマッサージ店を探す。すると、宿に着くちょっと手前に評判のいい中国整体のお店を見つけたのでそこを目指すことにした。
 
高校生の頃にマウンテンバイクレースに出場するため親に連れてきてもらった小海RE-EXをスルーしロックシェッドに近づいた辺りで工事渋滞が起きていたので川を渡り県道2号線に回避。が、入ってすぐ「秩父困民党最期の地」の看板を見つけ、しかも近いことから寄ることにした。この事件については今年前半に知人の誘いで秩父側のある秘湯に寄った際にも舞台として色々語られていた事や背景含め色々思うところはある。慰霊碑は古かったが案内看板や本陣跡は最近見直されて整備されたらしい。
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最期の一揆ともいうべき秩父困民党事件。何時の世も政治は民衆を虐げる
さて、県道2号線に戻る。この道は数年前の佐久から甲府へのドライブで開拓した佐久~小海の裏ルートである。道幅狭くわりと古い住宅街の真ん中を通るが信号が圧倒的に少なくのんびりほっこり走れる道である。ただ、10月の午後という事もありどんどん傾く日に焦りを覚え、頑張ってペダルを回し、佐久市へ入る。東側を向くとこの日は夕方だというのにすでに月がしかも大きく昇っていて思わず足を止めて撮影してしまう。
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こんな感じの1.5車線の道が佐久~小海まである。秩父まで続く高圧線(柱が独特)
坂を上り切った先で県道の旧道らしき方へ入って少し行った所に目当てのマッサージ店を発見する。初回料金の激安ぶりに愕然としさらに無情の張り紙に愕然とする。そう、ガチな「向こう」の人たちにとっての大型の休み期間に運悪く当たっていたらしく10日近く休業している真っただ中だった。
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都市部では考えられないお値段。無情の張り紙

 

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武甲・秩父の山並みから上がった月。宿で晩酌。珍しいリキュール系
 
ガッカリし、さらに日も落ちていよいよ冷え込んできたので宿へ急ぐ。
宿がある佐久平駅前に珍しい新幹線駅の構造(旧在来線は高架、新幹線駅は半地下)により大きく迂回させられるトラップが潜んでいたが何とか到着。宿に入り受付でマッサージの手配をするとあっという間に来てくれて30分ほどしてもらう。少しだけ足の疲れは取れた。
 
最後に

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この日のSSレア。日本の石油業界の縁の下の力持ちとして由緒正しい帝石のGS

スタンプラリー~ビュー富士川~リゾートJINRIKI~ASAMAPart2

10/22(二日目)
ちょっと体がだるいというか筋肉が張り気味。昨日の出発前の時点ですでに大分疲労がたまっていたのでそのせいだろう。
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ラッピングバスと地元企業によるイメージカフェ レンタサイクルも有り
宿の軒先で自転車を組み立ててゆるゆると走り出す。
沼津は静岡県の東の要衝であり、明治初期の動乱期に小学校が作られたりと文化的なパイオニアも担ってきた。
 
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街角にひっそりとある学校の記念碑 富士が近づいて来た
まあ、最近話題になったかぼちゃの馬車の魔法使い役の銀行もここが本店だったりするのは余談。あと、この街と某アニメとのコラボはファンというわけではないけれど地域と共存しての発展のきっかけとして末永く続いてほしい。
 
さて、ここからはペダルをシコシコ回していく。
通るのは景勝地「千本松原」に沿って海側に造成された防潮堤上の道路。
多少、海砂が載った箇所もあるが見通しが良い為、容易に避けられる。
意外なのは平日の午前中にもかかわらずロードバイクに乗って走る人が結構いた事。10人以上とすれ違った。
残念だったのは、こちらから挨拶しても知らんぷりな人が殆どだった事か(10人中2人位)まあ、こちらは無印のロードもどきに派手な2次元ウェアだったし胡散臭く見られたのかも知れない。
 
余談ではあるがこの道を1か月前にも走っている。松田から南下して沼津を周った日の夜、しかも失敗してライトのバッテリも空になってしまった中で。
幸いなことに、その夜は十三夜。雲が無く月明かりが松原と駿河湾を優しく照らす中をただ波の音を聞きながら走ることが出来た。
絵にも描けず、スマホのカメラでは残せない印象的なひと時だった。狙って味わえるものでもあるまい(本来、夜の無灯火はダメです念のため)
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伊豆半島そして駿河湾
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富士と千本松原 台風で打ち寄せられたゴミがたまっている個所や堤防の強化工事の箇所もあった


さて、富士市に入り文字通り富士を眺めながらここから徐々に富士川に沿って内陸に向かい、身延そして甲府を目指す。
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田子の浦の公園とそこからの富士
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富士川や大井川、天竜川と大きな川が多い静岡らしい橋の風景 しかし辛い歴史の爪痕も
途中お昼休憩として富士川SAに入る。改装で隣接する県道のスマートIC兼道の駅となったが、今回初めてその道の駅の部分を利用する。ちなみに夜は夜景スポットとしてお勧め。観覧車もある。
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富士川サービスエリア
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国道52号と並走する県道、問題の箇所以外でこれである。恐ろしい


 
これから向かう富士川沿いの国道52号は車でも2~3度しか走ったことがなく、大変だった印象しか残っていないので昼食含め念入りに補給する。
ここを出ると、ヒットした某アウトドアアニメの聖地まで飲料食料を補給できるところが無さげだったし、実際なかった。
ゴールデンウィーク姫街道で幹線国道のロックシェッド区間の恐ろしさをイヤというほど味わっていたので国道52号ではなく富士川対岸の県道を選択する。
いきなり県道が「崩土・片側通行止め」の掲示と共に険道に化けたが1㎞近いロックシェッドの中の狭くて荒れた路肩を大型ダンプやトラックに煽られながら上ったり下ったりするのに比べたら数倍楽なものだ。
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なでしこの街、南部町。山間幹線道特有の長大ロックシェッド(自転車殺し)
ほぼ2車線の道が身延線に沿って北上していて、車通りはまばらなもののたまに後ろから来た山梨ナンバーの大型ダンプに突っつかれたりもしたが(身延の)和田峠を越え、何とか予定時間通り身延町に入る。
駅前でアニメの話中のネタトークで出ていた団子が本当に銘菓になったのぼりが出ていて目が点になる。
残念ながらそののぼりが出ていたお店はお休みっぽかったがその数軒隣に普通に身延まんじゅうと出ていたので一服がてらにお店に入る。
アニメのまんまに店員のおばちゃん達がお茶まで出してくれたので店内でお茶しながらmgmg。
普通に美味しかったし、安いし身延まんじゅう(身延駅向かい)の栄昇堂さんオススメです。
地方発送もされているとの事。
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ゼブrもといセルバ 栄昇堂さんのみのぶ饅頭
さて、次の停車駅のスーパーゼブrもといセルバまでざっと30分コース。日が傾き、山間部という事もあり昨日以上に寒くなりそうなのでペダルもさらに回していく。しばらく県道を行くと本栖湖に繋がる国道300号にぶつかり、川を渡って国道52号を走る。土手のような土台の上に敷かれたこの国道は先ほどよりは道幅広くアップダウンは少なめだけど車の量が段違いに多く神経が磨り減る。
 
山梨県内、かつて私が住んでいた所の傍にも店を構えるスーパー「セルバ」。そのみのぶ店で一息入れて出ようとすると細い国道の裏道を警官がこっちに向かってやってくる。何もやましいところはないのでその脇をすり抜けて国道に戻ろうとする。合流地点ではほかにも数人警官がおりどうやらシートベルトか携帯の待ち伏せトラップをやりかけていたようだ。
 
さて、引き続き国道52号を北上していく。暫くはこの道以外に無いので頑張るしかない。が、アップダウンとカーブ付きのロックシェッドが立ちはだかり私の脚を引っ張る。当然ペースは落ち道幅も余裕ないのでトラックに煽られる。歩道に入れって?交通量が多いわ、あるのが川側の反対車線にしかないしで堪えるしかないのでドライバーさん(わたしもたまに運転する)堪忍してほしい。
 
先に進み目の前が徐々に開けてきた。甲府盆地の南端にたどり着いたのだ。日がほぼ沈んだのでライトも点けてさらに北上する。
狭い対面通行2車線の道が多くて疲れる。甲府まであと10㎞というところで出くわした街の和菓子屋さんで饅頭を食べてあと一息頑張る。
山梨県の道路情報で必ず名前が挙がる渋滞の名所、国母立体を潜り真っ直ぐと駅前を目指す。あと一歩というところで川を渡り東へ進路を取る。駅前は僅かだが堀など城跡が残り、丸の内などそれらしい地名も残っている。
この日はその堀の近くに泊まることにしていた。少し道を間違えたもののほぼ予定時刻通りに宿に入り上着とお風呂セットを取り出すと甲府の街へ繰り出した。
駅前はアーケードが東西南北に伸びているものの今一つ活気が感じられない。夜という事もあってか水仕事関係の人が多く闊歩し、
私はそれを避けるようにアーケードを少しそれた。すると一気に灯りが減り、車通りもまばらになる。
 
薄暗い街を暫く歩き、左を向くと平屋のこじんまりとした銭湯が姿を現す。
「都温泉」
温泉と名乗っているが鉱泉や温泉を汲み上げている訳ではない。普通の銭湯である。山梨県全体で10軒ほどしかない銭湯の一つ。
中に入ってから山梨の銭湯一覧表を見たがどこも○○温泉と名乗っている。どうやらそういうお約束らしい。その中にはかつて山梨に住んでいた時愛用した共同学生アパート兼銭湯「泰安温泉」の名前もある。大人400円である。
脚を延ばしてゆっくり湯船に浸かれる感慨と共に撮影していたらおっちゃんがいぶかしそうに声をかけてきた。この銭湯のご主人だった。払って中に入る。四角い湯舟と質素な洗い場で素気はないが手入れが行き届いていて安心して入れた。

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都温泉
 
中は私一人。途中、若い男性が入ってきて先に上がっていった。足をゆっくり解して上がるとおっちゃんが心配そうに声をかけてきた。私としては普通だが遅かったので湯あたりしてないか心配になったそう。
そこから色々話して湯冷めしそうになったので記帳して失礼した。
晩飯は山梨だし、ワインで一杯!と行きたかったがあんまり贅沢もできないのでラーメン屋でもつ煮と瓶ビール一本、餃子とラーメンでさっくり終わらせた。