スタンプラリー~ビュー富士川~リゾートJINRIKI~ASAMAPart1
10/21
新宿始発の特急「さざなみ号」の印象的で旅の始まりを湧き立たせる車内放送と共に4日間が始まった。
ほぼ11時ちょうどにスタートし、うっすらと見える富士の白い頂を横目に快調なペースで人影が無く、車もまばらな道を走る。
海はまだ見えないもののほんのりと磯の香りが風に乗って香る。
途中、佐貫町駅手前で1年ほど愛用していたテールランプがリアバッグとの干渉で破損するアクシデントもあったが、落ち着いて気を取り直して進む。
起伏のあるやや狭目の県道でショートカットを図ると海が間近に見えるようになってくる。そして、佐貫町前で一度は分離した国道に合流して海沿いに出て本格的に海岸国道らしい景色になる。
「海の駅 浜金谷」までたどり着き一服。
ここで今日のタスク一つ目をこなす。それはスタンプラリー。
スタンプ6個集めたら先着1000名でサコッシュ(肩掛け袋)が貰えるらしいので挑戦。
ここから海岸線沿いの道の駅回るだけでも結構集められるはずなのだがフェリーの時間を考えてここと浜金谷の
フェリー乗り場のみに留め、残りは三浦半島に渡ってからにする。
仕事で一度、竹芝~伊豆諸島のフェリーに乗船して以来の大型船への乗船しかも今回は自転車持ち込みで緊張する。
案内と共に車両用スペースに進入し自転車を車やバイクと同じように分解することなく
乗せることが出来、それらと同じように車止めで固定をしてくれる(カギは自前)
さて、運航中は車両用スペースは立ち入り禁止なので上に上がるが風が結構あってデッキにいるのは辛かったので船室に入り東京湾を眺めながら40分ほどの船旅を楽しむ。
時折、カモメが舞うのを眺めていたら「カモメのジョナサン」を連想してしまった
久里浜に突き出た巨大な煙突群がどんどん近づいてくるのにちょっと興奮しつつ今後の予定を考える。
三浦半島側で残り4つのスタンプは集めないといけないのだが当初予定していたルートから離れ遠回りになってしまう。
(後日貰いに行ったらSEIYUの100円ショッピングバッグと同等でした。残念!)
降りてすぐターミナルで一つ、地図ではすぐ近くになっているフラワーパーク、行ってみたら意外と遠回りでわずかに焦る。
一面黄色の秋っぽい園庭の傍でフラダンスコンテストが催されていてちょっとシュール。ここから観音崎まで海岸線の主要な県道は結構交通量が多い上に道幅も広くないので遠回りでも古く寂れた方に逃げつつ北上することにした。ほら、そう言ってる傍からわざわざ私をニアピン勝負(幅寄せ)のネタにするフォードのピックアップが現れた。
観音崎公園近くの民宿パスし、さっとスタンプ貰えそうな美術館に寄る。
が、奥の受付傍まで行かないとスタンプが貰えず、美術館のレストランのテラス席などというセレブな空間を痛いサイクルウェアで横断することになり、普通に着て走るより100倍辛かった。
さらにスタンプを求め、横須賀に向けて北上、美術館の先二つ目、道路沿いの旅館でめでたく6個集まったけれどこれどこでサコッシュと交換するのか?
(帰ってから既に通り過ぎた浜金谷か久里浜のフェリーターミナルであることが判明)
そのまま、勢いでスタンプ集めながら横須賀市街地に入るが時間がそろそろ微妙。少なくとも当初検討していた茅ケ崎まで自転車で向かい、そこから今日の宿営地である沼津への直行列車で向かうというプランが不可能なのは確定してしまった。その上昼飯もまだだったのでスタンプついでに横須賀シーサイドマーケットで海鮮丼を買ってそのままイートイン。
横須賀駅でさっくり輪行して窓口の初老の駅員さんに事情話すと、快く切符を発行しなおしてくれた上に熱海~沼津間のグリーン車利用を相談したら「ここから乗っていっても変わらない(休日一律780円)から買って乗るといい」と勧めてくれたのでそれも手配。横須賀線の夕方はスカスカ(ギャグではない)で余裕でグリーン車でシート背面の壁側に自転車突っ込んで楽々。
よくよく考えたらここ2か月で4回目という結構な頻度でこの辺りに来ている。が、まちがっても沼津(内浦)を舞台にした某アニメの為ではない。
(1回目は旧自宅の処分の帰り道、2回目は知人とのドライブ、3回目は松田からのサイクリング)
駅から徒歩5分もかからない所だったので輪行したままチェックイン。袋に入れたままなら部屋で保管してもいいとのことだったのでそのまま入る。
長袖を羽織って沼津の街へ……って日曜の夜という事もあってか開いている店はまばらでぐるっと散歩してから宿そばの鉄板焼屋。
宿に戻って湯船につかって疲れを取りたかったけどビジネスホテルでそんなものはなかったのでゆっくりシャワって就寝