鴻沼川~(霧敷川~逆川)~鴨川
終わりの始まり
エッセンシャルなスマホ
もう、おわりだね(小田和正ちっくに)
今年一月、2年ガッツリ使ったASUSのZenFoneZoomがさすがにバッテリ弱り気味になってきた所に、MotorolaのMotoZ2Play+ハッセルブラッドのtruezoomを導入したのですが、使ってみるとカメラがZenFoneに比べると画質がいいかというといいと言い切れずレスポンスは悪いし、カメラアタッチメントをつけたり外したりするのはやはり面倒、アプリも純正がいまいちなのでOpencameraというアプリに切り替えた位。止めを刺したのが7月のMotorolaパッチ配信かデレステのアップデート以後、それまで余裕でこなしていた3D表示がガタガタになるわ2Dプレイ中もぎくしゃくする事が起きるわでイライラMAX
そんな所にツイッターのゲーム開発者のアカウントが或るスマホを紹介していたのを見かけて買い替えを実施。
ちなみにMotoZ2セットはやれ本体に傷だ、カメラユニットに凹みだ、レンズに埃入ってると減点されて持って行った某店の買い取り価格の3分の2、新品購入時の3分の1にしかなりませんでした……(ノд-。)クスン
(元買取側の人間なのでその理由もわかるんですがやはりつらいものがありますね)
いつもと違う
で、Amazonで注文。といってもいつものアマゾンではなく本家アメリカのAmazonを初めて利用。アカウントは別管理なので改めて登録、スマホからだと携帯番号で最初ID登録になるのでメールアドレス入れなくても買えてしまいます(あとで困るので設定から追加しましたが)
最安時は250ドルくらいまで下がったらしいですが私が手を出したときは279ドル、そのロット逃して結局309ドルでした。それでも、仕様を考えると激安で下手なアウトレットを買うよりも余程マシです。配送はプライムでゴージャスな有料プランから松竹梅の3段階で選べます。今回は可もなく不可もなさそうな竹(的プラン)で依頼、注文から2週間ほどで着きました。国内は成田からSGH(ぶっちゃけ佐川急便)でしたが普通に到着。というか、最寄り支店が遠いこと除けば電話一本で営業所止めや24時間受け取りもできるので私はネコより佐川派です。
で、届いたのがこんな感じ
ドキドキしながら中を開けると本体と日本でそのまま使えるACアダプタそして高そうなUSBTypeCケーブルとUSBTypeCからステレオミニジャックに変換するアダプタが現れます。ヘッドホンはお好きなのをお選びくださいという事の模様
充電してから起動
仕様では画面サイズは5.7インチとこれまで使ったZenFoneZoomやMotoZ2Playよりも大きいのですがベゼルレス&ノッチ型フロントカメラのせいかむしろ小さくなってます。
画面もQHDで明るいです。同じ画像(千佳ちゃん)で左がEssential 右がZenFoneZoomです
これが到着するのと前後してデレステでARスタジオモードが実装されたのですがオートモードARは対応してないのが残念……
ハシシ(橋三昧)キメた
ここ半月、親戚の用事や自転車であちこち寄って撮った奴
埼玉県 芝川~荒川まで
高(鴻)沼用水ポタリング
子鳴き爺と雷鳴
始点~新都心駅まで
小学校~与野中央公園
南与野~終点鹿手袋
傷心、焼身の誕生日旅行
7月20日 (旧)海の日
非国道の旅
ホット尻手(Shit)!
廃!隧道
湖畔ちほー
DRY YOU TEARS
ダム見学会
さいたま龍神伝説Ride
名は体を表す
とはよく言ったもので先日、本屋で見かけた郷土関係の本に触発されてさいたま市内の一大農耕エリアである「見沼田んぼ」を回るポタリングをしてきました。
さいたま市は政令指定都市ということもあり区制が敷かれていますが見沼という地域はその中にも「見沼区」が存在します。ただ、実際には北は蓮田市・上尾市、南は川口市にまでかかる程巨大です。江戸時代に今の農耕地帯としての基礎が築かれ、首都圏の暮らしに水利と農業で多大な貢献を果たしてきた縁の下の力持ち的存在ですね。
しかも興味深いのは龍神伝説がその誕生を干拓によって農耕地化された江戸時代に集中し、千葉の印旛沼とも関連する所です。興味が出たら「見沼の龍神伝説」で検索!
パナマ運河より古く複雑な運河
さて、今回は見沼たんぼを東西に挟む代用水と川に沿った道を東浦和を起点に走りました。
武蔵野線と外環道の間を並行して走る県道で川を渡るところ、北には見沼を鎮める社の一つ「水神社」、南にさいたま協同病院を望むところからスタートしました。
見沼田んぼには三つの流れがあります。
将軍吉宗の時代の干拓で農業用水として見沼エリアの東西両端に敷かれた代用水、そして真ん中を突っ切る芝川。今回、その東側の代用水に沿って敷かれた舗装路で北上していきました。
走り始めて間もなく武蔵野線を潜り抜け、公園を過ぎると視界が開けていきました。
正直路面状態も景色も期待していなかったのですが思いのほか良好で、天候も曇りで気温も程々。6月頭に現在ロードバイク検討中のHな文章書きの知人と走ったつくばのサイクリングロードに引けを取らない楽しさ。そんな道がもっと身近にあったとは灯台下暗し。
某知人氏が自転車買われたら是非お誘いしたいものです。
走り続けると大宮の大和田公園の方面に西進するルートと、綾瀬川に合流し利根川大堰に続くルートに分かれます。当初は西側に向かうつもりでしたが時計に目をやるとまだ1時間立つか経たないかくらいだったので直進し見沼田んぼの北端を目指すことに。
少しだけ路面の荒れた狭路を抜け、車の多い県道を渡ると狭いながらもさらに整備されたサイクリングロードが現れます。気持ちよくペダルを回し続けると途中何度か市道・県道を渡り国道16号と宇都宮線が隣接した小さな踏切の所まであっという間。
踏切を渡るとちょっとした公園みたいなところが見えてきたので小休止。
が、ここでレンガ造りの橋みたいな遺構が傍を流れる綾瀬川の両端にせり出しているのを発見。しゃぶるように観察。調べると戦前盛んに使われた川の上に農業用水を通すために使われた「掛樋」の明治直後のものとのこと(現在は埋め込みの導水管)
カレーでランチ
ここからちょっとだけ道に迷って大宮から栃木に抜ける幹線道路に出てしまったものの昔この近辺に住んでいた知り合いに連れていかれたカレー屋さん「ジョティ」がある事を思い出し立ち寄ってランチすることに。ナンが大きく美味しいし都心より1割ほど安かったです。
そこからまたなんとか綾瀬川沿いのサイクリングロードに復帰し、元荒川の近くまで北上。時計を見るとそろそろUターンしないと帰宅までに日が暮れそうな感じだったのでUターンというか西へ転進。ニューシャトルの終着駅をかすめ、埼玉を南北に貫く産業道路に出ると南下し、遺跡で有名な土呂から見沼田んぼを貫く芝川に沿った道を辿り進みます。
東武しょう油田舎線もといアーバンパークラインを渡り大和田公園近くから西側の代用水沿いの道に入ります。
こちらは東側と打って変わってすぐ傍まで住宅が密集し、木々も深く鬱葱とした感じでちょっと路面もザラザラ。おまけに未整備の砂利道やそもそも代用水傍に道がないパターンもあって何度か大回りをする羽目に……
(ロードとはいえエンデュランスモードのタイヤを履かせているので締まった砂利道なら全然イケるんですけどね)
と何回か迷いながら東浦和駅脇を通り抜け、武蔵野線を渡りあと少しでフィニッシュ!と思ったら油断して道を間違えたまま走ってしまい、気が付くといつの間にか再び北上し4車線の第2産業道路に出てしまって慌てて川口市の北端まで南下。市内の知り合いでロードに色気示してる生贄迷える子羊の為に最近できたというスポーツバイクショップへ偵察の為に回り道して今度こそフィニッシュ。
ちょっと店主と話してから今度は自分の行きつけの店に寄って駄弁ってから本当に帰宅
総延長70㎞ほどほぼ半日のポタリングDone
とりあえず埼玉近辺の人には荒川CRよりもオススメかも
ハイ!ろぉど?的Coast to Coast③
3日目 エクストラステージはボーナスではなくボスのオンパレードだよね(死
サブタイトルはシューティングゲームでよくあったですね……
目を覚ますと流石に上半身を中心に疲労が抜けなくなってきていた。
ただ、自転車乗るには十分なコンディションは確保できているので輪行で帰らずにこのまま走る事にした。目的地は一昨日と反対側の海である日本海。ざっと130㎞。
1日目迷って予定より距離乗ったので3日間130㎞×3で390㎞とほぼ400㎞の見込み。
自己最高である。
折角なので朝風呂と洒落込む。お湯も昨夜に比べて心なしか優しい感じで体がゆっくりと目覚めていく。素泊まりの宿だったので朝食をコンビニで済ませて出発し、湖畔を流してから塩尻峠に挑む。峠とはいえ、高低差は昨日まで越えた峠に比べたら遥かに緩いのでゆっくり確実に登っていく。途中大型タンク車に50㎝位すれすれで抜かれたりヒヤヒヤな場面もあったけど1時間足らずで頂点を越える。下りは車だとかなり高速ステージな峠であるが今日は安全第一、スピードを抑えて路肩側に溜まった冬場の砂利に乗らない様に降りていく。すると途中に小洒落たワイナリーを見つけた。いつの間に始めたのか?
気になったので立ち寄ると駐車場から眺める北アルプスの眺めがとても良い。
レストラン兼ショップそして駐車場の袂には垣根づくりの畑が広がる。
スタッフに話を聞くとかつてマンズワイン(キッコーマンの系列のワイナリー)で腕を振るった人が最後の仕事として手掛けたところだそう。
個人的には好きな筋なので日を改めて訪れたい場所であった。
(今の日本ワインの技術的な側面を語る時にマンズの功績は他のメジャーよりはるかに大きい)
塩尻~松本の車の波を何とか潜り抜け犀川沿いに出る。ちょっと遠回りしつつ大町方面へのメインルート県道51号線で北上しようとする。
いつもだと車で渋滞も殆どない快走路であり、ガンガンスピード上げていこうとしたが思わぬ強敵に苦戦を強いられることになってしまった。
それは自転車の大敵、向かい風。しかも民家に据え付けられた5m近い鯉のぼりが元気に泳ぐ位になる強風。真直ぐ前進むのも覚束ない所まで追い込まれ、路面状態も車では気がつかなかったけれど全体的に舗装が波打っていて走り辛い。補給ポイントである池田町のJAファミマに着く頃には余裕が全くない状態だった。
その後は多少風は収まったが、大町中心部を過ぎる辺りから再び強まり四苦八苦。
木崎湖名物の縁川商店に着く頃には予定より1時間の遅れとなっていた。
だが、そこまで苦労した後に食べる小石のうどん*1は格別だった。
ここのお姉さんは私が浜松~糸魚川挑戦しているといったら直ぐ「中央構造線走ってるんだ~すごーい」とすぐ察してくれて嬉しい。
縁川商店を後にして白馬を目指す。青木湖までじわじわと高度を上げていく。眼下には休耕田一面に菜の花が咲き、遅い春を謳歌している。
連続した青木湖トンネルを越え、緩やかなヘアピンカーブで白馬村に降りていく。道の駅白馬で土産を買って18時糸魚川着を目標に走り続ける。川を渡る様に掲げられた鯉のぼりと背後の白馬の山々のコントラストに感動したりしつつ栂池高原を過ぎ、南小谷駅を通過する。ここからが次なる地獄の始まりだった。
「トンネル内、歩行者・自転車に注意!!」という警告看板が目に入る。こういう看板が掲げられたトンネルは大概、距離の割に狭くて歩道や自転車が走れるような路側帯が無いと相場が決まっている。だが、地図を見ても他にまともそうな道が無い為突入。案の定、交通量の割に狭いし、アップダウンはあるし、路肩は煤けていて滑りやすくめちゃくちゃ走りにくかった。挙句の果てに自転車殺しの縦グルービングが施された箇所もあり何度となく下りでも恐る恐る徐行で走る事になった。
長いトンネルを何度か抜けて道の駅小谷で堪らず休憩をする。時間的というより精神疲労で中の店を覗く気力が湧かない。
多少気持ちを落ち着かせてから再び走り出すと直ぐに左側に使われていない長大隧道というかスノーシェッドが有って「そういえば、山さいがねがにこの辺りの隧道レポあったなぁ」と思い出し少しそそられるが再び始まったトンネル地獄ですっかり忘却の彼方へ。ちなみに帰宅して数日後に確認したら物件的にジャストミートかつ身震いするようなレポがヒットして驚いた。
トンネルを使ったルートしかヒットせず山越えか川伝いの旧道が影も形もない
理由がこれだったのか……
先程よりスノーシェッド率が上がり、右側に少し外の景色が見えるが目の前の路面状態の悪さと交通量に悲鳴を上げながら必死に自転車を漕ぐ。
トンネル地獄を抜け切る頃には空は茜色に染まりつつあった。
姫川はその名と裏腹に所々に巨岩が点在したり流れが激しい。そして千国街道も変わらず車通りが激しい。
姫川の土手沿いによさげな道を見つけると堪らず避難する。途中未整備で迂回もしたがお陰でR8近くまで楽に走ることが出来た。
そして、18:10。姫川港で海面タッチ!
天竜川河口近くの太平洋~姫川近くの姫川港で日本海2泊3日縦断凡そ400㎞達成!
ちなみに業界的にこういうのCoast to Coast というらしい。
奇遇ですがこの日の為に修理を兼ねて交換したフロントフォーク。本来セットされていた自転車は10年前のBianchiのロードバイクで、今回その放出品らしきものをネットオークションで入手してつけたのですが、調べてびっくり!そのコンセプトがまさにこのCoast to Coast。
https://www.cycleurope.co.jp/2008/928105.html
付き合って1年のCerasusとの一つの集大成となりました。
達成感と充実した3日間だった。
ただまあ、峠5発はともかく千国街道のトンネル地獄はもう二度と味わいたくないので2度目は無いな(ばたり